4D Chart v13

CT INSERT EXPRESSION

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CT INSERT EXPRESSION

CT INSERT EXPRESSION 


 

CT INSERT EXPRESSION ( area ; scope ; first ; last ; expression ; format ) 
引数   説明
area  倍長整数 in 4D Chart エリア
scope  倍長整数 in -1 = 先頭のオブジェクト 0 = セレクション内の先頭のオブジェクト >0 = オブジェクトID
first  整数 in 先頭の文字の位置から1を引いたもの
last  整数 in 最終の文字の位置
expression  文字 in
format  文字 in 式のフォーマット

説明   

CT INSERT EXPRESSION コマンドは、areascopeで指定されたテキストオブジェクトにexpression への参照を挿入します。

  • scopeが-1の場合には、CT INSERT EXPRESSION コマンドはドキュメントの最初のオブジェクトに参照を挿入します。
  • scopeが0の場合には、CT INSERT EXPRESSION コマンドは最初に選択されたオブジェクトに参照を挿入します。
  • scopeが0よりも大きな場合には、それが特定テキストオブジェクトのIDと同じである必要があり、参照はそのテキストオブジェクト内部に挿入されます。オブジェクトが存在しない場合には、 CT INSERT EXPRESSION コマンドは何も行いません。
scopeで記述されたオブジェクトがテキストオブジェクトではない場合には、CT INSERT EXPRESSION コマンドは何も行いません。

引数 firstlast は、参照が挿入される場所を決定します。first は置き換えられる先頭の文字の位置から1少ないものであり、last は置き換えられる最終の文字位置です。firstlast と同じ場合には、文字は置き換えられず、参照は firstfirst +1の間に挿入されます。last がテキストオブジェクトにある文字の数よりも大きい場合には、CT INSERT EXPRESSION コマンドはテキストオブジェクトの first から最終の文字まで文字を置き換えます。

引数 expression は値を返す正しい4D式であるテキストです。expression は、フィールド、変数、4D関数、ユーザ定義関数(プロジェクトメソッド)、プラグイン、ステートメントのいずれかへの参照になります。

以下の表は、それぞれの式タイプの例を示しています。

[Drawings]Objectフィールド
vCriteria変数
Current Date4D 関数
GetNumユーザ定義関数 (プロジェクトメソッド)
CT Count4D Chart 関数
3 * "Hello"ステートメント


オプション引数の format は、参照用の表示フォーマットです。このオプションは、フォーマットダイアログボックスからフォーマットを選択するのと同じです。フォーマットはその番号またはその名前から参照されます。フォーマットは、フォーマットダイアログボックスのリストに表示される順に番号付けされています。

format が1桁か2桁の文字列の場合には、field に適用されたフォーマットはリストからのものです。format が1桁か2桁の文字列ではない場合には、リスト内の各フォーマットのテキスト値と比較されます。リスト内の値のどれかと一致した場合には、そのフォーマットが適用されます。つまり、最初の日付フォーマットは "19"または "Short" のどちらかで参照できるということです。

format がフォーマットのリストにない場合は、カスタム数値フォーマットとして解釈されます。format が参照の結果の値としては不適切である場合には、無効になります。例えば、数値に対して日付フォーマットを使用した場合には、その数値はフォーマットされずに表示されます。

例題  

以下の例は、新しいテキストオブジェクトを作成し、それに4D関数のCurrent dateへの参照を入れ、Long日付フォーマットを使用してフォーマットします。

 $ID :=CT Draw text(Area;0.5;0.5;3.5;1;"Today's date is: ")
 CT INSERT EXPRESSION(Area;$ID;32000;32000;"Current date";"Long")

 
プロパティ 

プロダクト: 4D Chart
テーマ: CTオブジェクト
番号: 14602

 
目次

コマンドリスト (文字順)

 
履歴 

初出: 4D Chart 1

 
参照 

CT INSERT FIELD